2006年10月31日

(53)ルーラが勝ってブラジルの株価は下がる

10月29日(日)にルーラは再選を果たした。
61%の得票率を得て、第二戦でアルキミンを下した。

株式市場はこれをどう評価したのか?
サンパウロ証券取引市場は1.2%のダウンとなった。

2011年までに、ルーラ政権がどんなお金の使い方をするかで
ブラジルの値打ちが変わるのだと思う。

長期的な成長を考えたインフラ投資をするのか、
近視眼的に貧困層にお金をばらまくのか。

ルーラが選挙演説で言った言葉は、
貧しい人にはばら撒くのではなく、
自立できる力をつけて貰えるような施策をしたい、というものだ。

これが本当かどうか、見極めたい。  

2006年10月24日

(52)買収成立!

CVRDがついにINCOを獲得!

明日、CVRDとINCOが共同記者会見を行うことになった。
現地時間10月25日(水)朝9:45、トロントのロイヤル・メリディアンで、
CVRDのCEO、ホジェ・アニェリとINCOのCEO、スコット・ハンドが行う。
同時にWebサイトでも放映を行う。(www.cvrd.com.br/ )

これを受けて、ベア・スターンズは来年末時点でのCVRDのADR予想を、
従来の32ドルから3ドル引き上げて、35ドルとした。現在価格は20ドル。

このディールによって、CVRDはニッケル生産の世界最大手となると同時に、
鉱業全般のマーケットシェアでもリオティントやアングロ・アメリカンを抜いて、
BHPビリトンに次ぐ、世界二位の座を獲得することになった。

ところで、、、、
ダウンストリームの製鉄業では、
インド人オーナーのミタルスティールがルクセンブルクのアルセロールを買収し世界一位になり、
一方、やはりインドのタタスティールが9000億円で英国・オランダ資本のコーラス買収攻勢を掛けており、これには、ブラジルのCSNも隙を伺っている。

この世界はBRICSが欧米勢を退け、主導権を掌握しているようで面白い。  

2006年10月23日

(51)ブラジル銀行の出店

今日は暇だったので、Banco do Brasil が提携している
日本の出店(でみせ)の数を数えてみた。
これは、銀行の支店ではなくて、
ここに行くと口座開設パンフレットとかの資料をもらえるAgenciaだ。

なんと、静岡、愛知、群馬の三県で過半数を占めている。
それにしても静岡はなんでこんなに多いのでしょう?

不思議だ。

静岡県 127ヶ所 26%
愛知県 73ヶ所 15%
群馬県 53ヶ所 11%
神奈川県 40ヶ所 8%
三重県 23ヶ所 5%
東京都 22ヶ所 5%
長野県 18ヶ所 4%
山梨県 18ヶ所 4%
岐阜県 16ヶ所 3%
埼玉県 16ヶ所 3%
千葉県 14ヶ所 3%
滋賀県 14ヶ所 3%
栃木県 11ヶ所 2%
大阪府 10ヶ所 2%
兵庫県 6ヶ所 1%
富山県 6ヶ所 1%
広島県 4ヶ所 1%
福井県 3ヶ所 1%
茨城県 3ヶ所 1%
石川県 3ヶ所 1%
新潟県 1ヶ所 0%
岡山県 1ヶ所 0%
沖縄県 1ヶ所 0%
TOTAL 483ヶ所 100%
  

2006年10月18日

(50)空港

昨日、タイの新しい空港を見てきた。
スワンナプーミ国際空港という名前で、9月28日に開港したばかりだ。

噂には聞いていたが、実際に見てみて、
「タイはとんでもない凄いヤツを作っちゃったんだな、、、」
という印象です。

まず、滑走路に着陸したときから、フツーの空港と違って、
パイロットも見やすいのでは、と思う綺麗なライティングがびっしり並んでいる。

物流屋として見逃せないのは貨物コンテナの処理だが、
飛行機と空港ビルの一階(貨物スペース)を結ぶ動線に、
まるで立体駐車場のような3階だてのラックにきちんと積み上がっていた。
「これはオペレーションし易い!」という印象。
そのラックの脇になんと、地下に通じる回廊があり、
下がどうなっているのか、とても興味をそそる。

空港ビルも、背が高いUFO型で、ちょっとみ、リオのマラカナンスタジアムのイメージ。
タイの国旗を意識したのか、青、白、ちょっと赤のライトで巨大なUFOが浮かび上がっている。

その大きさは、7階建て、56万平米のスペースで、一つ屋根の構造物の大きさとしては、
世界一だそうだ。

中は、コンクリ地肌がむき出しで、メタリック、グラス、コンクリをベースにした
機能的な作りで、ル・コルビジェの建築に似ている。
コンクリの柱の間隔は5メーターおき位で、とても頑丈な作りだ。

タイ航空のサービスでファーストクラスのラウンジに入れてもらった。
(後で分かったのだが、ファースト以外は未だ出来てなかった、、、トホホ)
ゆったりした空間に、木目調の内装、豪華なソファーが個室、小人数個室、と各種あり、
ラップトップをどこでも使えるような電源やWiFiの仕組みもしっかりしている。

、、、、、成田空港が田舎の飛行場に見えてしまった。

昔のバンコクドンムアン空港はどうなるのでしょうね?
国内用に使うのかな?
いずれにせよ、あのくらい大きな都市なら空港が2つあっても良い。

ところで、サンパウロは3つだ。
コンゴーニャス、グアルーリョス、
そして、グアルーリョスが出来る前に旅客で活躍して、
今は、貨物輸送の一大ハブで、旅客は付け足しになってしまったビラコポス(カンピーナス)だ。

以前、ブラジル人パイロットに聞いたことがあるが、Viracoposの本当の意味は、
コップを倒す(virar copos)で、そのくらい風が強い、パイロット泣かせの空港だそうだ。
  

2006年10月15日

(49)日向ノエミアさん

日向ノエミアさんが書かれた
「ことばを越えて―ブラジル人と日本人のカルチャーショックの一面」は、とても良い本だ。
9年前にブラジルへ旅立つ前に読んで、
サンパウロにいる間も時々思い出しては読み返していた。

ついに、当時のポルトガル語の先生に頼み込んで、
内容を全部テープに吹き込んでもらった。
日本語とポルトガル語が左右対訳で書かれており、
ポルトガル語のほうだけ録音してもらった。
全部で240分だ。

その後、テープをデジタルに変えてMP3のフォーマットにしたので、
iPodでも時々聞いている。

ルース・ベネディクトの日本学の古典「菊と刀」に匹敵するのではないかと思っている。  

2006年10月07日

(48)CVRD世界最大の鉄鉱石ラインを完成


10月6日にCVRDは世界最大の鉄鉱石ラインを完成した。
以下は、当地の経済新聞Gazeta Mercantilの抄訳。

===QUOTE
昨今の鉄鉱石価格の上昇と需要の逼迫を背景に、
CVRDはたった30ヶ月でBrucutuに世界最大の鉄鉱石生産ラインを完成。
場所は、ミナスジェライス州の州都ベロオリゾンテから100km。
2007年からフル操業に入り、年産3000万トンを予定。
埋蔵量は7億4500万トン、投資額10億ドルで1500人の雇用創出を計画。
CVRDが誇るCarajas鉱山でさえ立ち上がりは、Brucutuの半分に過ぎなかった。

、、、といった最大尽くめのニュースだが、オープニングには政治家の姿はまばらだった。
選挙活動で皆忙しいようだ。
===unquote  

2006年10月07日

(47)CVRD対INCO

CVRDは、6日、欧州の公取委(European Commission)から
INCO買収の了解を取得した。  

2006年10月04日

(46)実験事故

アメリカでの実験フィルムです。
迫力ありますね。  

2006年10月03日

(45)CVRDのカリフォルニアスチール売却

CVRDは、INCO買収によって増える借金を減らすため、
カリフォルニアスチールに50%有している株の売却を検討をしている。
売却額は3億~4億ドルと推定される。