2009年01月24日

(125) 地球を理解する・・・7

途方もないビジネス・チャンス、、、これが環境問題に横たわっているフロンティアだ。

地球にやさしい、とか、グリーンというと、買い物に行くときにエコバッグをもってゆくとか、マイカーをRVタイプからプリウスに買い換える、という程度の矮小化した話題になりがちだが、実は想像を絶する規模のビジネスが見えてくる。

これを実行するには、巨額の資金が必要で、今回の金融危機で喪失した額以上の財源を、従来とは全く違った方法で作り出す必要がある。しかも、数ヶ月の短い期間で。

SocolowとPacalaという二人の科学者が提唱する、「今後50年間の環境問題を現在の技術で解決する、環境安定化の楔(くさび)」という、メッセージに、15の解決策が書いてある。

その1) 自動車の省燃費化: 現在地球上を走る20億台の自動車の燃費効率を2倍に向上させる。
その2) 自動車の走行距離の短縮: 20億台の自動車の平均走行距離を現在の15,000KMから半減させる。
その3) 石炭火力発電所の効率化: 現在地球上で稼動中の1600基の大型石炭火力発電所の効率を40%から60%に引き上げる。
その4) 発電所の更新: 1400基の大型石炭火力発電所を天然ガス式に更新する。
その5) 二酸化炭素固定化・貯蔵技術の装備: 800基の大型石炭火力発電所にこの設備を装着する。
その6) 二酸化炭素固定化・貯蔵技術の装備: 今後新設される石炭火力発電所にこの設備を装着することにより、水素自動車15億台分の水素を副産物として製造する。
その7) 二酸化炭素固定化・貯蔵技術の装備: 180基の石炭液化プラントにこの設備を装着する。
その8) 原子力発電所: 現在世界で稼動している原子力発電所を倍増させ、石炭ベースの発電所を閉鎖する。
その9) 風力発電: 現在稼働中の風力発電を40倍に増やすと、全ての石炭火力発電所を閉鎖できる。
その10) 太陽電池: 現在稼働中の太陽電池を700倍に増やすと、全ての石炭火力発電所を閉鎖できる。
その11) 風力発電: 現在稼働中の風力発電を80倍に増やして、水素自動車用の燃料を作る。
その12) エタノール車: 地球上の20億台の自動車を全てエタノール車に変え、世界の耕地の6分の一をその為のトウモロコシ生産に当てる。
その13) 森林の伐採や焼畑を全面的に中止する。
その14) 農地の保護耕作: これにより、地球上の農地から発生するCO2の激減を図る。
その15) 地球上の全ての家庭、事務所、店舗の電力使用を25%一律カットし、CO2排出もやはり25%カットする。  

2009年01月24日

(124) サンパウロの地下鉄に自転車置き場

自転車好きには、良い知らせです。

私の愛読メルマガRevista Ferroviariaの記事を紹介します。
ちなみに、このサイトは英語とポルトガル語を両方切り替えて表示できるので、
言葉を勉強したい人にも役に立つかもしれません。

以下、かいつまんで翻訳します。

規模的にはまだ、日本の巨大な駐輪場には及ばないようですね。

メトロ・サンパウロで自転車対応駅が7つ増えた: 2009年1月22日フォーリャ・オンライン

来週の日曜はサンパウロ市の創立記念日だが、7つの駅で新たに、自転車置き場を利用できることになった。
ブルーライン線では、Armenia, Santana, Liberdadeの3駅、
グリーンライン線では、Vila Madalenaの1駅、
レッドライン線では、Bras, Barra Funda, Santa Ceciliaの3駅だ。
各駅で、自転車10台の貸し出しと10台分の駐輪スペースが確保される。
今日現在、8つの駅で117台の貸し出しがある。
今度の日曜からは、187台の貸し出しと683台分の駐輪スペースが利用可能となる。
先週、自転車好きの40歳男性が、アベニーダ・パウリスタで自転車運転中に、バスに轢かれて死亡した事故があった。
これをきっかけに自転車愛好者たちの座り込みや抗議集会が起きていた。

=== QUOTE
Metrô-SP terá bicicletários em mais 7 estações

22/01/2009 - Folha Online


No próximo domingo, dia do aniversário de São Paulo, mais sete estações do metrô vão alugar bicicletas e abrir espaço para que ciclistas deixem ali seus aparelhos. Os bicicletários serão abertos nas estações Armênia, Santana, Liberdade (linha azul), Vila Madalena (linha verde), Brás, Barra Funda e Santa Cecília (linha vermelha). Haverá dez bicicletas para empréstimo e dez vagas de estacionamento. Hoje, o serviço está em oito estações, com 117 bicicletas.


Depois de domingo, haverá 187 bicicletas e 683 vagas nos bicicletários e nos estacionamentos da Rede Estapar.


Há quem critique, porém, a carência de infraestrutura da cidade para a circulação de ciclistas, pela falta de ciclovias e de estacionamentos, além dos riscos de acidentes.


Na semana passada, a massoterapeuta Márcia Prado, 40, uma entusiasta do uso da bicicleta, morreu após ser atropelada por um ônibus na avenida Paulista, o que gerou protestos em passeatas de cicloativistas.


De janeiro a outubro do ano passado, 55 pessoas morreram pedalando pelas ruas de SP, diz a CET (Companhia de Engenharia de Tráfego). Em 2007, 83 ciclistas foram mortos.


Muita gente já usa a bicicleta como meio de transporte ou lazer e tem de se arriscar no trânsito. Durante muitos anos só se priorizaram os carros. É preciso abrir toda a infraestrutura, não só bicicletários mas também ciclovias, além de educar os motoristas, diz Alberto Sabbag, diretor da Abramet (Associação Brasileira de Medicina do Tráfego).


Hoje, enquanto carros têm 17 mil km de vias, há só 14,8 km de ciclovias fora de parques -que não ligam pontos importantes.


Em Paris, há um bicicletário automático a cada 300 m, onde é possível retirar uma das 20 mil bicicletas dia e noite.


Eu mesmo deixo a bicicleta parada nas estações. Se tivesse ciclovia seria melhor ainda. Como não tem, vamos sobrevivendo em meio ao caos. Se houvesse ciclovias, mais gente passaria a usar bicicletas, diz André Pasqualini, do CicloBr, que promove bicicletadas em SP.


A primeira hora do aluguel da bicicleta é gratuita --a hora adicional custa R$ 2. O aluguel não está vinculado ao uso do metrô. Após o uso, a bicicleta poderá ser colocada em qualquer um dos bicicletários nas estações.

=== UNQUOTE  

2009年01月19日

(124) 地球を理解する・・・6

スティーヴン・スピルバーグの「スター・ウォーズ」では、乗用車や貨物車が空中を自在に走っている。重力の法則を破る革新的な技術は本当にありなんだろうか?と思うが、今後10年で発見されることはないと思う。

誰でも知っている法則によると、トラックがゴムのタイヤでアスファルトに摩擦を起こして走る方法よりも、船が水の上を航行したり、列車が鉄のレールの上を滑っていった方が遥かに消費エネルギーが小さいことが分かる。

ところで、そういう船が寄航できる港や、鉄道ターミナルを建設できる場所は意外と限定されている。例えば鉄道は本線の場合、勾配が1%を超えることはできない。つまり、ターミナルを建設したいと思っている土地と、本線との土地の高低差が1mある場合は、その間に100mの距離を取らないといけないということだ。同様にカーブにも制限があって、国によるが最低120mの直径を確保する必要があり、それらの範囲内に民家や道路があったらアウトだ。

「10年先の物流」というととても遠い将来に見えるが、民家や道路と交渉していたらあっというまに10年経ってしまう。「地球を理解」するどころか、目の前の民家の地主がいかに頑固かを理解するだけで10年経つということだ。1966年に起きた成田闘争が一応の終結を見るのに28年かかった例もある。

港は水深が例えば15mないといけない、とか、大都市を後背地にしてない限りは、もっと深い水深で国際的な中継港としての役割を演じないといけない、とか、、、

こういう条件で立地を探すと意外と場所は限定されるものだ。それに加えて、今後10年で気象がどのように変化するかを考える必要がある。

人間の体温は平熱が36.5度の場合は、それより6度高い42度になると、生きてゆけなくなるという。たった6度ならエアコンで調整できそうなものだけど、生命は微妙だ。

この6度は、地球温暖化のシナリオとして今後ありうる温度変化と奇しくも一致している。つまり、エアコンのない世界の半分の人々は、服を着たり、住む場所を変えないとまずいということだ。事態はもっと複雑で、たった2度の温度変化でも植生や動物、魚の生態系に大きな変化をきたし、食料や成業が困難になってくるわけだ。地球温暖化の研究で、温度上昇を2度以下に抑えないと、事態は加速度的に悪化する、と推定しているのはこの辺の事情がある。

また、異常気象もこの程度の温度差でエルニーニョとかラニーニャ、カトリーナの例で分かるとおり、史上稀に見る大災害をもたらすことが増えている。地球上でも、環境変化の激しい場所と比較的穏やかな場所に分かれるはずだ。中国の成長がこの調子で行くと、日本列島はやばいかもしれない。バングラデシュの水害もその影響か?アメリカのメキシコ湾岸もそれかもしれない 、、、、 といった素人考えもあるが、もっとちゃんと10年後を予測する方法もあるはずだ。東京大学が所有しているスーパーコンピュータ、「地球シミュレータ」も最近は、一般企業が数百万円払うと使えるようだが、これで危険信号が出ている港は要注意だ。  

2009年01月19日

(123) 地球を理解する・・・5

10年先の物流を考えていたが、2日後に注目すべき動きが現れそうだ。

1月20日(火)に、1961年生まれ、47歳のバラック・フセイン・オバマ・ジュニアが第44代米国大統領に就任する。

注目は3000億ドルに及ぶ経済刺激策だ。この中に今後の10年を決めるスケールの大きい発想が込められている可能性が高い。米国が再び世界のリーダーとして、化石燃料で回っている産業システム全体を転換させようとする意思がはっきりするのではないか、と見ている。

1月17日付けのウォール・ストリート・ジャーナルはこのように報じている:
Obama Ties Energy to Prosperity

米国全体がカリフォルニア州のような先進的なエネルギー政策を採用した時のインパクトはとても大きいと思う。それが今後の10年にどんな影響を与えるかを考える良い機会だと見ている。

  

2009年01月18日

(122) 地球を理解する・・・4

今後10年先の物流を考えるときに、ITとETの2つの技術が重要な鍵になることは間違いなさそうだ。

ITはご存知のとおり、情報技術だが、もう一つのETは宇宙人ではなく、エネルギー技術だ。

そして、これらは地球レベルで発想できないと理解できない分野に踏み込んでくる。

これから、何回かに分けて、その中身を整理して行きたい。

ITは、既に物流を変えつつあり、こっちの方は比較的理解しやすいと思う。2009年の今は、21世紀に入り既に10年経過したが、20世紀から21世紀に物流を大きく変革させたものが、ITにより、個別企業内で閉じていた情報を企業間で流通させ、単一企業ではなし得なかった時間とコストの効率化を実現したことだ。従来なら自社の在庫情報を部品供給者に知らせることは重要な企業秘密の漏洩と考えられていたが、敢えてこれをやることにより、初めてジャストインタイムの物流が実現することになった。今後は、限りなくゼロコストになるITコストをロングテール部分に適用して、従来では考えられなかった不特定多数の相手に対して、更にこれを進める方向がはっきりしてくるはずだ。世界の最貧層を構成するボトム・オブ・ピラミッドに入ってゆく姿が見えてくる。ブラジルのCasas de Bahiaや、インドのITCが実行していることを良く研究すると見えてくる。

ETは、これからだ。例えば、トラックを動かすときに、メーカーによる技術革新で従来はディーゼルで動かしていたものが、バイオディーゼルや太陽電池になったとする。しかし、どんなにハードウェアをグリーン化しても、帰り荷が、一社単独で見つけられなく、空気を運んでいたり、本当に消費のタイミングにシンクロしない無駄な動かし方を工場=>倉庫=>販売店=>家庭のサプライチェーンの中でやっていたら、全く意味がない。つまり、ハードと同じ位ソフト(物流の動かし方)が重要になってくる。

もしかしたら、今後、物流会社は、ただドライバーを雇用して、トラックを購入して、燃料を手に入れても、道路を走らせる権利代が高くて、輸送業を行えない可能性がある。例えばシンガポールでは、乗用車そのものの値段の2-3倍の費用を、乗用車を所有するライセンス料として取られている。また、トラック会社がものを運ぶ際は、グリーン対策とテロ対策の両面から、運んでいるものの情報を政府機関に公開し、ここをハブにして、異なる運送会社同士で無駄な動かし方をしている場合は、強制的に会社間での積み替えをする義務が発生することも考えられる。或いは、一定の搭載率でないと、極端に高い通行税が課徴される、など。カリフォルニアでは一人で運転していると税金を取られるカープールレーンがある。

異常気象とエネルギー危機のコンビネーションは、こういう極端な手段を各国で講じざるを得ないレベルまで、急速に近づいていることを感じさせる。

ブラジルのアマゾンは、全地球の酸素の3分の1を供給し、4分の1の二酸化炭素を吸収していると言われているが、現在密林のサバンナ化が進んでおり、牧草地や大豆畑に転換している。この方がお金になるからだ。

前述のトーマスフリードマンの「Hot, Flat & Crowded」によると、北極海の氷が完全に溶けてなくなるのに、従来は2070年の時点が予想されていた。しかし、事態は予想以上に加速して悪化が進み、2007年12月11日のAP報道によると、この夏の北極海の氷の面積は2003年の半分に縮小しており、このテンポで進むと、2012年にはほぼ氷の無い北極海が現れ、2040年には完全に溶けてなくなる、との予想をしている。

  

2009年01月11日

(121) 地球を理解する・・・3

2008年の経済変動は、世界中の人々に大きなインパクトを与えた。
個人も企業も、従来路線とは違った発想や活動が必要になったことを示唆しているが、
問題はそれがなんなのかがはっきりしないことではないだろうか?

最近の新聞その他の報道をみるとその混乱ぶりがわかる。
同時に、その混乱の中から、大きなヒントも掴みとれると思う。

以下、いくつか例を挙げてみる。
どれも、その答えを知るには、日本という閉じた世界で考えては無理だと分かる。
つまり、地球レベルで理解する必要があるということだろう。

1) インフレか?デフレか?
石油、食糧その他資源の急激な高騰とその暴落は、すべて信用バブルがもたらしたもので、
これからはデフレの時代に突入する、という考え方。オイルがバレル20ドルを割るという説も出ている。

一方では、2008年から2009年にかけて、世界各国で未曾有の財政出動が行われ、
通貨価値の暴落が待ち受けているという考え。
保守的なウォールストリート・ジャーナルがこうした考えを表明したことは特筆すべきだ。
2009年6月頃にはドルが破たんするという説も出ている。
通貨価値の暴落は商品価値の高騰なので、インフレということだ。

2) トヨタ自動車の株は買いなのか?売りなのか?
偶々、トヨタの名前を挙げたが、これは新日鉄でもフジテレビでも、GEでも良い。
かつては経済不況で株価が下がっても、業界トップ企業はいち早く回復すると言われてきた。
これからもそうなのだろうか?
もしも、電気自動車がガソリン自動車にとってかわり、中国やインドの名もない会社が彗星のように現れたらどうなのだろうか?
シリコンバレーのベンチャー企業でも良い。トヨタがこれまで営々と築いてきたサプライチェーンが一気に陳腐化し、シンプルな車体にモーターと電池を乗せて終わり、という産業に変化しても、やはりトヨタ自動車の株は買いなんだろうか?

3) ピークオイルは今なのか、まだ来ないのか?
有限な資源であるオイルの生産量は、一説によると2010年にピークを迎え、以降は需要の増加にも関わらず減ってゆくというもの。別の説によると、技術革新によってピークは何十年も先に延びるというもの。一方では、最近のオイル価格の暴落により、省エネの努力が先延ばしされ、オイル消費のスピードが加速している可能性もある。

4) 地球温暖化は防げるのか?
日本の外にいると実感するが、世界恐慌にも関わらず、BRICSを始めとする新興国では、旺盛な建設や消費が勃興している。統計データをご覧になって驚く人が多いと思うが、家電の売り上げが、不況にもかかわらず2桁、GDPの倍の成長を示している国が多い。一言で言うと、世界中の人々がエネルギーを浪費する「アメリカンスタイルの生活」を希望し、実現しつつある姿だ。エネルギー消費は簡単に数字で表すと、(人口)x(消費量)だが大雑把に言って次のような状況。(Thomas FriedmanのHot, Flat, and Crowdedによる

  発展途上国(最貧層): 10億人 x  1 =  10億エネルギー消費
  発展途上国(その他): 45億人 x 10 = 450億エネルギー消費
  先進国:          10億人 x 32 = 320億エネルギー消費

問題は、どんなに先進国の人々が省エネに努力しても、人口自体が縮小均衡に向かい、その他の人々の消費には焼け石に水、いうことだ。特に中国とインドを合わせた25億人の塊が大きなインパクトを与える。

これに対して悲観的な見方と楽観的な見方が混在する。僕は楽観的な立場だ。1970年代のオイルショックでブラジルが成功させたエタノール利用技術は、30年後の現在その真価が認められた。また、2000ドルカーを作ったインドのタタのような会社が必要に迫られる中で途轍もない技術革新をすると考える。

5) 物流コストは上がるのか?下がるのか?
商品を構成するコストの中で、上がるものと下がるものを考えてみる。

・ 下がる物: 労働コスト、情報コスト、各種取引コスト
・ 上がる物: 原材料、エネルギー、物流コスト

一方、書籍や新聞のように、現在大量の資源を消費して流通させているものが電子データになったら、一気にコスト構造が変わるものもある。この場合は「上がる物」に列挙されている原材料、エネルギー、物流コストが限りなくゼロになる。

では、総体的に物流コストはどうなるのだろうか?
逆に言うと、これからの物流はどうであるべきなんだろうか?
このあたりを今一所懸命考えているところだ。  

2009年01月04日

(120) 地球を理解する・・・2

クレヨンしんちゃんに面白い場面があります。

「暗黒たまたま大追跡」だったと思うけど、ゴールデンウィークの間に、しんちゃん一家がある事件に巻き込まれます。魔神ジャークの復活を試みるたまよみ族と戦うことになり、めでたく、悪を退治することができました。

連休明けにクラスメートから「休み中、しんちゃんは何やっていたの?」との質問に、しんちゃんは当然のように「世界の平和を守っていたに決まっているじゃない!」と答えるわけです。

これって、とても今風だなと感じます。

最近特に、フツーの人々が世界を、地球を感じる場面が増えていると思います。
100年に一度の世界同時不況、地球温暖化、世界で頻発するテロなどなど。

これも世界がフラット化した結果なんですね。

年末年始にピューリッツアー賞を3度受賞した、トーマス・フリードマンの次の2つの本を読み返してました。

・ フラット化する世界(The World is Flat)
・ Hot, Flat, and Crowded

逆に最も今風じゃないなというのは、良く日本のニュースで報道される世界各地の事件で、「なお、日本人の犠牲者はいません」というタイプのやつ。日本人じゃなければ死んでもいいのか?という根本的な疑問もあるし、最近、法律が改正され、内縁の婚姻関係でも日本国籍を認めるルールになり、日本人の定義自体がだんだんあやしくなっているのが現実です。

日経新聞の最近のヒット!
大晦日だったか、第一面に、地球での資源枯渇やエネルギー問題から、「今後は太陽系から如何にエネルギーや資源を獲得するかが国力を決める重要な要素になる」というコメントがありました。とてもわくわくする話ではないですか?  

2009年01月04日

(119) 地球を理解する・・・1

2008年のもうひとつの成果は、NHKの篤姫を見られたことだ。
僕は、NHKの受信料支払いは税金のようなもので、
番組の間にコマーシャルが入らないすっきりした放送をしてもらう為には、
こういうチャンネルがあって良いのではと思う。

篤姫の内容には、大政奉還にあたっての、和宮の重要な役割がすっぽりと欠落している、とか、
史実と違うなどの批判が若干あるようだが、それでも、とても良くできたドラマだと思う。

誰が作ったのだろうか?
始まりの映像がとても綺麗ですね。
切り絵と実像を重ね合わせたとても日本的なところが良いです。

120年前の出来事の中で、まだ、鎖国して、各地方の藩の中でしか「世界」を知覚できな人々と、
坂本竜馬、勝海舟、大久保利通らのように、「日本」という一つのまとまりと、世界との関係を理解していた人々とが存在していたことがわかる。

これは、日本人が「地球を理解する」第一歩だったのだろうと思う。  

2009年01月04日

(118) ブラジル・ブログ: Pokebrasに感謝

ブラジルファンの友人からこのPokebrasを紹介してもらい、
ブログを書き始めて2年半経ちました。
私は経済に関心があるので、この角度から書き続けてますが、
サッカーをより詳しく知りたくてブラジルに興味を持った人や、
ボサノバやサンバといった音楽やダンスからブラジルに入ってゆく人など様々です。
それと、夫や妻がブラジル人で、ブラジルという国をもっと知りたい、という人も結構いるようですね。

日本人がブラジルに惹かれるひとつの理由は、両者が、良い所、悪い所、正反対ということもあるのでは?

ブラジルを知ることで、日本のことをもっと良く理解する、というのが、私の場合体感します。

Pokebrasの運営者の皆さん、良い機会を提供して頂き、ありがとうございます。
今年も宜しくね。  
タグ :Pokebras

2009年01月04日

(117) A Mighty Heart

Feliz Ano Novo!
お正月三が日に2008年をちょっと振り返って見ました。
良い映画に沢山出会えたな、という印象です。
そしてそれらが激動的な現実と重なり合ったようです。

A Mighty Heart - Angelina Jolly主演のノンフィクションもそのひとつ。2008年1月にアカデミー賞(ゴールデン・グローブ賞、主演女優賞)を獲得した映画です。
映画好きのブログサイトを見つけたので、ここから引用します。

===QUOTE
第60 回カンヌ国際映画祭 特別招待作品
ストーリー
2002 年にパキスタンで取材中、テロリストに誘拐されたウォールストリート・ジャーナル紙の記者ダニエル・パール。その事件の真相、救出を試みる人々の葛藤と愛を綴った妻の手記を映画化。原作となる手記に深い感銘を受けたブラッド・ピット(プランB エンタテインメント)が製作し、アンジェリーナ・ジョリーが妊娠しながらも、懸命に愛する夫を捜索する妻を演じる。
2006 年ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞受賞『グアンタナモ、僕達が見た真実』の社会的テーマに根ざした作品から文芸作品まで幅広いジャンルでの演出力を高く評価されているマイケル・ウィンターボトムがメガホンを取った。カンヌで世界初上映、その衝撃と感動のドラマに絶賛が集まり、早くも大きな話題を呼んでいる。

アンジェリーナ・ジョリーの役作りのためには、マリアン・パール本人が協力しているそうです。
===UNQUOTE

結局、夫はテロリストの手に係り殺害されてしまいました。
とてもショッキングな映画ですが、彼女の夫に対する愛と、
必死になって救助に努力する国際チームの姿が感動的です。

パキスタンで使われている言葉がヒンディーに近いこともわかりました。